Gattxxa / 独自ドメインの備忘録を作る

Created Wed, 26 Oct 2022 01:00:00 +0900 Modified Sun, 01 Sep 2024 05:41:02 +0000
1732 Words

きっかけ

元々記録をつける用途として、はてなブログ, Zenn, Qiita, note などを使用していた。
しかし、使用用途の不一致で定着することなく統一もできていなかった。
『すべてのジャンルに対応する』という目的では、Scrapboxが最適解であるような気がしていた反面、長めの文章を記録する用途には合わないと思っていた。

そんな中、インターネットのお友達数人が独自ドメインのブログを共有していて、自分のサイトだったら全部自由じゃんということで、触発される形で作ることにした。

用意

Hugo

インストールしておくと後々便利
実際の環境では v0.101.0 を使用しています。
https://gohugo.io/getting-started/installing/

Git

インストールする
Apple Gitでもいいとおもう(試してない)
https://git-scm.com/

GitHub

アカウント持ってなければ作る
https://github.co.jp/

SSH接続の設定もする(参考)
https://qiita.com/shizuma/items/2b2f873a0034839e47ce

Cloudflare

アカウント持ってなければ作る
https://pages.cloudflare.com/

独自ドメイン

どこからでもいいので持ってなければ取得する
この記事中では、さくらのドメインで取得したドメインを使用する
https://domain.sakura.ad.jp/

作成

スタートアップ

いろいろすっ飛ばせるテンプレートを作ってあるのでそれを使用する
https://github.com/Gattxxa/hugo-theme-fuji-customized

Download ZIP でダウンロードして解凍する
解凍したフォルダは適切な名前に変更しておく

config.tomlの設定

./config.toml の中身、以下の項目を設定する

  • [Required]
    • baseURL
  • [Recommended]
    • title
    • author
    • subTitlte
    • menu.link
  • [Optional]
    • showWordCounter
    • showReadTime
    • showLicenseInFooter
    • showLicense
    • showToc
    • license
    • licenseLink

baseURLには使用する独自ドメインを設定すること
(e.g. baseURL = "https://blog.gattxxa.org/")

ローカル環境での確認 (スキップ可能)

以下のコマンドを実行する

$ hugo server

http://localhost:1313/ でアクセスできるようになる
変なところなく良い感じだったらOK

GitHubにpush

先に GitHub でリポジトリを作っておく
Public, Privateどっちでもいい

以下のコマンドを実行する

$ git init
> Initialized empty Git repository in /FilePath/.git/

$ git add .

$ git commit -m "first commit"
> [master (root-commit) abc1234 first commit
> x files changed, y insertions(+)

$ git branch -M master

$ git remote add origin git@github.com:Username/repository.git

$ git push -u origin master

以降のpushは $ git push のみでOK

Cloudflare Pagesにデプロイ

プロジェクトを作成

Cloudflareのダッシュボードを開く
https://dash.cloudflare.com/

左側のサイドメニューからPagesを選択
Create a project(プロジェクトを作成)Connect to Git(Gitに接続)

GitHubと連携してなければする、連携の際にアクセス権の与え方を選択できるがどちらでもよい
指定リポジトリにのみアクセス権を与える場合には、先のリポジトリを指定し忘れないように注意
※アクセス権を更新する場合は、 GitHubのConfigure から編集可能

Begin setup(セットアップの開始) で次に進む

Param value
Project name ※可能な範囲で自由につけて良い
Framework preset Hugo
Variable name HUGO_VERSION
Value 0.101.0

これ以外の部分は手を加えなくてよい
Hugoのバージョンに関して、Cloudflare Pagesは自動的にextended versionが使われるっぽい?

Save and Deploy(保存してデプロイする)

ビルドとデプロイが成功すると、URLが表示される
アクセスすると表示が崩れたページが表示されるがそれで問題ない

独自ドメインを設定

Cloudflareのダッシュボードを開く
https://dash.cloudflare.com/

左側のサイドメニューからPagesを選択
Project nameCustom domainsSet up a custom domain

作成予定のドメインを入力
※もしサブドメインを使用するなら、サブドメイン込みで入力する
Continue

右側の My DNS provider(自分の DNS プロバイダー) を使用する
Begin CNAME setup(CNAMEセットアップを開始)

『Name(名前)』と『Target(ターゲット)』がコピーできる画面になる
さくらのドメインコントロールパネル を開きゾーンを編集する

エントリ名 タイプ データ DNSチェック TTLの指定
Name(名前) CNAME Target(ターゲット).

エントリ名には、『Name(名前)』でコピーした文字列
データには、『Target(ターゲット)』でコピーしたものを貼り付けたもに末尾にドットを付けた文字列
(e.g. hogepiyo.pages.dev.)

追加と保存を忘れずに

Cloudflareに戻り、Check DNS records(DNSレコードを確認) をクリック
ちょっと待つと独自ドメインからアクセスできる

余談

※1
このままの設定だとテスト環境→本番環境の手順を踏まないで公開することになってるので注意

※2
サブモジュール機能を使った良い感じのHugoテーマ適応方法があるけど、弄る場所がおかしいのか、css, htmlの反映が思った形でされなかったり、サーチで同じ記事が複数ヒットしたりしたので、それを使わないこの形になった